千趣会というと伝統的なカタログ通販を想像する方が多いかと思いますが、実はネット通販のベルメゾンを運営している会社です。
ということで今回は、千趣会のIR情報を読んでみました。
千趣会の概要
千趣会は1954年にできた味楽会という頒布会(会費を払うことで定期的に商品が届く会)が発端で、最初は「こけし」を取り扱っていました。
1990年に一部上場し、2000年にはネット通販「ベルメゾンネット」を始めています。現在、ネット通販は自社ショップの他にYahoo!やAmazonにも出店しています。
通販事業が低迷
2015年の通期の売上は1300億円もあるのですが営業利益は-30億円。売上も前年度から80億円ほど下がっていて、あんまり景気が良い感じではないです。
この低迷の原因は通販事業。
購入者が前年から20万人も減ったらしいです。なんでも消費増税後から一般向け商品が売れてないとか。
2016年の上期も衣料品が売れておらず購入者も前年から18万人減るなど、引き続き低迷しているようです。
このあたりはドンキホーテなどとも共通します。皆、増税や円安による物価上昇で家計が苦しいため、生活必需品は買うけど無くても困らないものにはお金を使えない気分になっているのかもしれません。
ドンキホーテと異なるのが販管費です。
ドンキホーテの販管費率が20%であるのに対して、ベルメゾンは50%近いです。売上の半分が経費で、残りの半分が仕入れですので利益の出ようがありません。
低迷の他の要因としてスマホシフトが遅れたとも書いてありました。ネット通販事業ではスマホ経由の売上が40%以上らしいです。スマホ対応、超大事ですね。
ベルメゾンのサイトを見てみた
試しにベルメゾンのサイトに行ってみたところ、商品点数はかなりのものですがAmazonなどと比較すると価格は若干高めでした。
サイト自体は非常に見やすいですね。サイトの作りは今後参考にして、私のネットショップにも取り入れていきたいと思います。
ではでは、じぇーむでした。