やよいからの乗り換えで分かったMFクラウドのダメなところ

mfcloud-defects

今日も引き続き、やよいの青色申告からMFクラウド確定申告へのデータの移行をやっていました。

昨日の記事の経緯で(3ヶ月前までしか自動取得できないので)、5月以前のクレジットカード明細を全て手打ちしなければいけなくなったのですが、取引が100件以上あったので大変でした。

以下、作業中に気付いたMFクラウドのダメなところです。

デフォルトの勘定科目が少ない

MFクラウドの勘定科目はかなり絞り込まれていて、研修費のようなメジャーな勘定科目すら存在しません。まぁ自分で作れば良いのですが。

自動仕分ルールと既存の仕訳データが連動していない

自動仕分ルールを間違って設定していた場合に、それを修正しても仕訳帳の既存の仕訳には反映されない仕様のため、該当の仕訳に関して全て手作業で修正する必要があったりしました。

できれば「このルールの変更を既存の仕訳データにも適応しますか?」とか聞いてきてくれるとうれしいです。

また逆に既存の仕訳を修正した場合でも「この変更を仕訳ルールに適応しますか?」とか聞いてきてくれると良いかも。

そうするとサクサク感がなくなっちゃうのかなぁ。

やよいのデータの取り込みが甘い

やよいのデータをMFクラウドにインポートする機能があるのですが、すべてを移行してくれると思ったら大間違いで、仕訳データと期首残高くらいしか移行できません。

このため、家事按分比率(家賃などの経費に関する自宅と事業の経費比率)の設定や、固定資産情報の登録をこれまた手打ちで入力する必要がありました。

自分で帳簿を作れない

やよい時代(縄文時代の次の時代ではありません)には未払金帳という帳簿を自分で作り、その未払金帳でクレジットカード会社ごとの入出金の管理をしていたのですが、MFクラウドで自分で帳簿を作ろうとしたらできませんでした。

これだと会計の数字が合わないとき(手打ちだとすぐ合わなくなる)にクレジットカード単体での入出金の整合性がとれているかどうかを確認しようとしても大変です。

仕方がないので、未払金で検索した結果をCSV形式でエクスポートして、エクセルで集計して合っているかどうか確認するということをやったんですが。

さいごに

帳簿がうまく合うときは良いと思いますが、そうでないイリーガルな時はクラウド会計ソフトであっても普通に大変でした。

まあこれだけ会計ソフトの機能が上がってくると会計ソフトにお任せで、帳簿が合っていないことにすら気が付かないで申告してしまう「知らぬが仏的な人」も沢山出てくるんだとは思います。

税務署の人が来ても

「会計ソフトにお任せしてるので私は知りません!会計ソフトに聞いてもらえますか?」

とか。

そんなこんなでデータ移行は完了したのですが1日半もかかってしまいました。

ではでは、じぇーむでした。

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