セミリタイア(リタイア)に失敗する可能性のある人

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基本的に「セミリタイア生活」と「定年退職後の生活」は早いか遅いかの違いだけであり、実際の暮らしぶりや心身に及ぼす影響は似ています。

つまり、セミリタイアして幸せになれない人は、定年まで働いてリタイアしたとしても幸せにはなれないということです。

本来リタイア後の生活の方が、今までよりも断然幸せになってないといけないですよね。

セミリタイアに失敗するタイプ

結論から先に言うとセミリタイアに失敗する人はこういった人です。

  • 人生において仕事やお金の優先順位が高い人
  • 会社以外に自分のミッションを持っていない人

上記で言っている「失敗」の定義は、「リタイアすると不幸になる」ということです。特にこのミッションの部分は見過ごされがちなのですが非常に大事です。

サラリーマンをやっていると、会社がミッションを用意してくれています。言わばスマホでゲームをしているのと同じで、誰かが作った枠組みの中でプレイしている状態です。

目的が与えられない世界

人は与えられた枠組みでも、目的があってそれをクリアできたなら「有意義な時間を過ごしたな」と感じることができます。

しかし、セミリタイアだろうが定年退職であろうが会社を辞めると、生まれてからずっと慣れ親しんできたその枠組みが完全に無くなります。

ラスボスを倒した後のようにゲームの目的が無くなるわけです。

つまり、もしリタイア以降もそのゲームを楽しくプレイし続けたいなら、自分で何か目的を作る必要があるということです。

生みの苦しみ

別の例え方をするならば「数学の問題を解く」のと「芸術作品を作る」ことの違いです。

作曲などの創作活動をされたことのある方は分かるかと思いますが、アートには産みの苦しみというものがあります。

誰かが作った問題を解くのも難しいケースがありますが、問題には必ず答えがありますので教えて貰ったり、答えを見ることができます。

しかし完全に自由な世界には答えがありません。このため人によっては何が正解か分からず完全に行き詰ってしまう訳です。

ということで、今まで会社勤めやお金第一で今までやってきて、他にやりたいことも無いような方であれば、セミリタイアはせず、まず異動や転職を考えるのが良いでしょう。

まとめ

私のミッションはさしずめ、育児、ネットショップ経営、テニスになると思いますが、実際これらがなければかなりの暇人です。

今は会社で働いていて「もし家で毎日のんびり過ごせたらそれだけで幸せ」と考えているような人も、私の毎日のカフェ通いが速攻で飽きたように、休息や娯楽はすぐに飽きてしまいます。

そんな訳で、「アーリーリタイア」「セミリタイア」「定年退職」によらず、リタイアする前までに、毎日長時間やっても飽きない主体的な活動(ミッション)を持っておくとよいですよと。

ではでは、じぇーむでした。

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