昨日はテニスの帰りにカー用品の専門店オートバックスに立ち寄ってみました。
自転車だったのですが、当たり前のように駐輪場がなかったです。
「あのー、駐輪場ってないですか?」
「あー、そこらに止めておいてもらえますか?鍵だけはかけておいてください。」
と、店の想定外の行動をしてしまいました。
オートバックスの店内
私は車を買ったことがなく、したがってオートバックスに行ったのは子供の頃、親の付き合いで行ったきりです。
それから30年以上経っていますので殆ど記憶にも残っていません。
入ってみると結構綺麗に商品が陳列されていました。
天井も吹き抜けで高く開放感があります。商品数も専門店だけあってなかなかのものですが、ホームセンターやドンキホーテなんかと大差ないかもしれません。
2階にはオイル交換や車検なんかの作業を待つ為の休憩所があって、温泉のリフレッシュコーナーのようにリクライニングシートが沢山並べられていました。
シートはほぼ埋まっていました。駐車場が350台もあって1時間以内は無料なので、ドライブイン代わりでトイレ休憩のために使っている人もいそうな雰囲気です。
さらに時間つぶし用のスロットや車関係の雑誌、自販機などもあります。子供を預けることも出来るようです。
オートバックスは日本企業
オートバックスは株式会社オートバックスセブンが運営しています。オートバックスのロゴや店内の雰囲気は外資系っぽいのですが、実はコテコテの日本企業です。
元は1947年に創業者の住野さんにより創業された大阪の個人事業で、自動車部品の卸売を行なっていましたが、翌年の1948年に法人化。株式会社富士商会としてカー用品の卸売(これは現在も行っている)を行う会社が設立されました。
その後1978年に現在の株式会社オートバックスセブンに商号変更となり、2015年の売り上げは2081億円程です。
オートバックスは、海外販売および車検や車の買取なども行なっていますが、売り上げの殆どは国内のカー用品販売です。つまり物販です。
売り上げは10年前と比べると徐々に落ちて来ているのですが、原因を以下のように分析しているようです。
- 顧客層の高齢化と若年層のカー用品離れ
- カーアクセサリー、カースポーツ商品市場の縮小
- カーエレクトロニクス(カーナビゲーション)の単価下落
カーシェアリングの台頭なんかもあるので今後も厳しそうです。
稼ぎ頭のカーナビの売上が激減
このカー用品の売り上げ構成を見てみると、タイヤやホイール、オイルなどはそれほど落ちていません。落ちているのカーナビ、アクセサリー、カースポーツです。
特に10年前の2007年には、カー用品の店舗売上全体の4分の1以上を占めていたカーナビの売上が、2016年には-50.8%と半減してしまったことのインパクトは大きいです。半減した理由は単価の下落と分析しているようです。
ネットでカーナビを買うと安いけど取り付けとか面倒、ディーラーで買うと高いし、オートバックスで買えば、そこそこ安いし取り付けても貰えるので安心ということで、カーナビはオートバックスとハマっている商材なのかもしれません。
カーナビの穴を埋める商品
で、今後カーナビに変わる商品ということで、下記のようなものの販売に力を入れるみたいです。
- 安全運転のサポートをする商品
- IoT関連商品
- 車生活の楽しみを提案する商品
安全運転のサポートとは居眠りを捕捉する装置とか、誤発進を防止する装置のことです。
IoTは今流行りのどんな物もインターネットに繋いじゃおうというものですね。車生活の楽しみというのは車内泊とかインテリアといったものを指しているようです。
うーん、これはどうですかね。
カーナビは単価下落もありますが、タブレットやスマホのアプリに置き換わっているんじゃないでしょうか。その場合は安全運転のサポートととかもアプリに置き換わると考えるのが普通です。既に結構アプリでありますし。
誤発信防止といってもそもそも自動運転化の流れがあります。
それよりパーソナルモビリティ市場とかはどうなんでしょう。セグウェイとか。車と違って市場が伸びてるし一応タイヤ付いてるし。
でも「オートバックス=車」のイメージだからだめかな。
ではでは、じぇーむでした。