今日は一年前に私が会社を辞めた日です。この一年は生活がガラッと変わりました。例えば今月は1回しか電車に乗っていません。
辞めた当初は自由過ぎてとても変な感じだったのですが、もうすっかり慣れました。やっぱり人間の適応能力は凄いです。
事務次官からのボランティア
加計学園問題で一躍有名人となった前川さんがボランティア活動をしているというニュースがありましたよね。前川さんはご存知の通り、文科省の官僚トップとして2月までバリバリに働いていた超エリートです。
それが今は貧困者にbe動詞や方程式を教えているというから驚きです。私の生活の変化のさらに上を行っていると思います。記者からの質問に、前川さんはボランティア活動はとても楽しいので続けていきたいとおっしゃっていましたが、それは本当にそうなんだと思います。
地位やお金で幸せになれるのか?
はっきり言って仕事というものは、地位やお金を得るためにやっていると幸せになれません。それにも関わらず、なぜみんな地位やお金を求めているかというと、元をたどれば戦争というものがあります。
人間はもともと海や森の恵みを享受して暮らしていたのが、数が増えたために資源や土地の奪い合いが始まり、強くならなければ自分や一族が死んでしまうということになりました。その結果、戦争を行うための大組織が構成され今に至ります。国です。
国家を強くするためには、地位やお金といった報酬をぶら下げて国民を競争させる必要がありますよね。秀吉が城壁を作る際に作業員を3つの班に分けて競わせたのが有名です。
何が言いたいのかと言いますと、地位やお金を追い求める行為は本来人間にとっては不自然なものだということです。地位やお金は人が人を操るための道具ですので、むやみに欲しがると操られます。
ということで、どうしたらその縛りから解放されるのかを、特に官僚の人には考えて欲しいと思います。前川さんは「(文科省を退職して)自分の自由に発言できるというのは何事にも代え難い喜び」とも言っていますよね。
ではでは、じぇーむでした。