「日本で売上規模が大きい雑貨屋ってどんなとこがあるか?」と考えてみるとダントツは無印良品。
でもオリジナル商品を展開していてこれはどちらかというとメーカーに近い。
次はというとアフタヌーンティーですが飲食もやっていたり純粋な小売業という感じではありません。
ということで雑貨屋が一番参考にすべきは東急ハンズとなってくると思います。
東急ハンズのIRは無い
ハンズは上場しておらず、東急不動産の子会社の位置付けです。なのでIRは東急不動産のものを読みました。
ですが、東急不動産は営業利益が700億円くらいある会社で、その利益の内、ハンズのものは10億円に過ぎないようで殆ど触れられていないんですよね。これだけ。
2016年3月期の実績は、売上957億円、対前期78億円の増収、営業利益11億円、対前期2億円の増益となりました。
既存店が改善したことに加え、新規出店等により増収増益となりました。
2017年3月期の予想につきましては、売上1,023億円、対前期66億円の増収、営業利益9億円、対前期2億円の減益の計画としております。
新規出店等により増収を見込みますが、開業費用の増加等により減益の計画としております。
まあ、ハンズの売上はここ数年だいたい1000億円弱なのですが、2800人もいる従業員に給料を払いつつ、賃料や広告費を抜いても売上の1%が利益として残るというのはまずまずだと思います。
ですが、ここ10年ほど売上規模が変わっていないことから、そんなにハンズ事業を伸ばそうと力を入れている訳ではなく、東急が持つ空いている土地活用と広告塔的(ブランディング)な意味合いが強い事業なのではないかと思っています。
ハンズに行け
ハンズ事業としては、新宿や渋谷を代表とする実店舗の他、ネットショップ「東急ハンズ 楽天市場店」および、自社ショップ「東急ハンズ ハンズネット」もやっています。
良く商品リサーチで言われることに「ハンズに行け」というのがあるのですが、ハンズネットを見ればハンズに行かなくても、取扱い商品や売れ筋などはある程度分かってしまったりします。参考にしてみても良いかもしれません。
ではでは、じぇーむでした。