よくお金が沢山あればもっと幸せになれるとか、もっと趣味を楽しくできるとか、もっと自分に自信を持てるとか、もっと異性からもてるようになるとか考えている人がいます。
もしそうだとすると、完全にお金に支配されてしまっているかもしれません。
お金に支配されている人
良く会社で「会社辞めたいなー」と言っている人を見かけますが、「だったら、なんで辞めないんですか?」と聞くと殆どの方が「それはお金のためだよ」と答えます。若干、誇らしげにも見えます。
しかし頭を空っぽにして考えてほしいのですが、辞めたかったら辞めれば良いだけではないですか?なぜそこでお金が出てくるのでしょうか?
歩くときに「右足を出したかったんだけど、お金のために右足を出すのは我慢した」というのと同じくらいおかしなことです。
お金を支配する方法
本来は欲しいものがあり、それに必要なお金を計算し、その分だけ稼ぐというのがお金を支配している健全な状態と思います。
そうではなく、お金はあればあるほど良いと考え、辞めたいのに無理して働いているのであるとすると一度目的を考えた方がよいかと思います。健康を害してしまうと思うからです。
ここで考える点は以下です。
- 経済的に困窮している状況なのか?
- 楽しい会社や職場で働くことはできないのか?
- 自分がやっていて楽しいことを仕事にできないのか?
- 楽しいことを仕事にするためにいくら必要か?
- 無駄な出費は多くないか?
例えば、現時点で貯金が10万円しかないというような状況でしたら、転職を考えます。
転職すると収入が減るというのであれば、収入が減らない仕事はないのか?もし減ると生活に支障が出るのか?を考えます。
支障が出るのであれば無駄な出費を削れないのかを考えます。
転職は可能だが、転職してもどうせ辞めたくなると考えるならば、自分の好きなことで起業できないのかを考えます。
直ぐにそれができないのであれば、スクールに通ったり、資本金を貯めたりといったことを始めてはどうでしょうか?
お金は目的ではなく手段
上記は一例ですが、お金は単なる道具であり、ハサミとか自転車といったものと同じです。つまり手段です。
ハサミを買うのは切るためです。あくまで切るのが目的です。ハサミを買う先にはどういうときに何を切るという明確な目的があるはずです。
それをハサミがないと不安だから、買い物のたびに様々な種類のハサミを買って安心しているようであれば、既にハサミを買うことが目的となってしまっています。ハサミ収集家、ハサミおたく、ハサミ依存症です。
これと同じことで、お金や収入が無いと不安、怖いからといってお金を稼ぐこと自体を目的にしているようであれば、完全にお金に支配されていると言えます。
お金の奴隷、社畜、拝金主義などとも言えるかもしれません。
当てはまる人は、一度立ち止まり、何のために稼いでいるのか、いくら必要なのか目的を明確にしてみることをおすすめします。
ではでは、じぇーむでした。