大昔の人々でも持っていたような悩みに関しては、殆ど解決のための方法論が確立されています。つまり王道が存在します。
しかし、多くの人は王道ではなく邪道が大好きです。目新しい画期的な方法や小手先のテクニックを試しては失敗するということを繰り返しています。
今日はダイエットの王道について説明させていただきます。ちなみに私自身はといいますと身長182cm、体重60kgです。
ダイエットの王道はズバリこれだけです。
運動をしてカロリーを控える
「えっ!それだけ?」と思われた方も多いのではないでしょうか?はい、それだけです。というか知っている方も多かったのではないでしょうか?
だいたい王道のノウハウというものは既に誰もが知っているんです。大昔から肥満に悩んでいる人は大勢いましたので、既に過去にいろんな人が研究して答えが出ています。
肥満の原因は生活習慣です。痩せるためには「運動不足」と「カロリー摂り過ぎ」の習慣を変えるだけです。
この方向性さえ押さえておけば、多少そのやり方が間違っていても効果が出ます。
これ以降は、はっきり言って読まないで大丈夫なくらいなのですが、より楽に効果を出すためのテクニックを以下に説明したいと思います。
運動をする
運動する目的はカロリーを消費することです。
どんな運動が良いかとい言うとズバリ筋トレです。これは最低1週間に1回はやらなくてはいけません。
逆に「えっ、それだけでいいの?」と思うかも知れません。
はい、それだけで大丈夫です。やり方としては、腕立て、スクワット、懸垂を1週間のうちに3つともやります。
なぜなら、大きな筋肉を集中して鍛えることが、カロリーの消費のためには効率が良いからです。1日で3つ全てやっても、月曜日は腕立て、水曜日はスクワットというように分けても良いです。
やり方はジムには通わずに(通うのが面倒で続きません)、自宅で自分の体重を使った筋トレ、いわゆる自重筋トレをやってください。以上がポイントの1つ目です。
ポイントの2つ目は、10回以上できないくらいの負荷(体重)を与えることです。
負荷はあればあるほど良いです。負荷がないといくら回数をやっても筋肉は肥大化しないからです。
しかし、さすがに1回もできないとトレーニングになりませんので、最低2、3回はできるような負荷にしてください。余裕で10回以上できてしまう人は、片手や片足でやってみてください。
片手腕立てで10回以上できてしまう人は、壁に沿って逆立ちしながら片手腕立てする方法もあります。
懸垂は近所でぶら下がる場所を探してみてください。室内で懸垂をやるための器具(スタンド型、突っ張り棒型)も販売されています。私の場合、近所の公園にぶら下がり用の鉄棒があるのでそれでやっています。
自重筋トレの段階的なメニューに関しては「Convict Conditioning」という本がおすすめです。洋書のため英語なのですが写真を見ればなんとなく分かると思います。
カロリーを控える
まず注意していただきたいのは、食事は必ず朝昼晩の3食きちんと食べるということです。
食事に関しては多くの人がさまざまな角度から研究してきて、3食きちんと食べることが健康にも脳の活動にも良いと結論が出ています。
人間が食事をする主な目的は、エネルギーのもととなる炭水化物やタンパク質をとることと、体の機能を調整するビタミンやミネラルといった栄養素をとることです。
ここで痩せたいのであれば、炭水化物は控えめにしてタンパク質を多くとってください。なぜかと言うとどちらもエネルギーになりますが、タンパク質は筋肉の材料にもなるからです。
筋トレをしてもタンパク質をとらないと筋肉の量が増えていかず、結果としてカロリーを消費しやすい体になりません。タンパク質とはつまりは肉、牛乳、納豆、豆腐、卵です。
ビタミン、ミネラルは果物、野菜、レバー、海藻から摂取します。こちらも毎日欠かさずにとることが健康には重要です。
その上でカロリーを控えるために、お菓子、ジュース、ジャンクフード、酒などの間食を控えてください。
ポテトチップスなど500kcal近くあり、帳尻を合わせるためには5km走っても足りません。しかも体に必要な栄養は殆ど含まれていませんので食べ損です。痩せたいのであれば口にしないでください。
寝る前の2時間は何も口にしないでください。お腹を壊してしまい栄養の吸収の妨げとなってしまうことがあるからです。水はいくら飲んでも大丈夫ですが、コーヒーや牛乳などの水っぽいものではなく本当に水を飲んでください。
まとめ
注意点ですが上記のテクニックに関しては、あまり厳格にやらない方がよいです。
完璧にやろうとしたり、いきなりゼロにしたりと極端にやるとかえって体を壊しますし続きません。1つでも2つでも徐々に取り入れて行くのが良いと思います。
一番大事なことは「運動をしてカロリーを控える習慣をつける」ということです。
運動であれば例えば貧乏ゆすりでも掃除をするのでもなんでも良いです。筋トレも軽い負荷で回数を多くこなす方法でも構いません。筋肉はあまりつきませんが、やらないよりは全然良いんです。
食事に関してはあくまでカロリーを控えるのであって、食事を抜いてビタミンやミネラルまで控えてしまったらいずれ変な病気にかかり、最悪死んでしまう可能性すらありますので気をつけてください。
ライザップなどもトレーナーがついて筋トレと食事を管理しているにすぎません。やれば痩せるしやらなければ痩せないただそれだけですので、痩せたい人は邪道に走らず是非この王道に取り組んでいただきたいと思います。
ではでは、じぇーむでした。