ドン・キホーテの投資家向け情報(IR資料)を読んでみました

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ドンキホーテは、1978年に創業者の安田さんが開業した小さな雑貨店を発端とした日本を代表する小売店の1つです。

最初の雑貨店の開業から11年後の1989年に、ドンキホーテ1号店が府中に作られました。駅的には府中駅ではなく、東府中駅の方が近かったりしますね。

ドンキ1号店

実は私が大学生のときに、このできて間もない1号店のバイトに応募して面接を受けたことがあります。新聞のチラシに募集が入っていたので。

当時から店の雰囲気は今チェーン展開している他のドンキホーテとなんら変わらなかったです。

入口の右側に安い洋服が並んでいて、その他ドリンクホルダーなどのカー用品とか、ワニの歯を抜くおもちゃとか、バドミントンなどのスポーツグッズとかを、崩れてきそうな感じで陳列し、手書きポップで売ってました。

夜遅くまでやっている

昔もそういったディスカウントストアは「オリンピック」とか「ドアーズ」とか付近にいくつかありましたが、大体19:00くらいで閉まってしまう訳です。

なので当時は夜にショッピングに出かけるという概念は無かったのですが、ドンキは夜23:00まで営業しているので買いたい物が無くても「暇だからドンキに行ってみよう」と行ってみると結構楽しかったというのを覚えています。

それが、今や売上7000億円超、「ヨドバシカメラ」や「エディオン」なんかよりも売上的に上な訳です。この強さはやはり夜遅くまで営業していることに尽きるんじゃないかと思います。

なのでイオンとかセブンアイとかの取り扱い商品数の多いモールが軒並み24時間営業とかになったらドンキも完全に終わる訳です。でもモールの中に出店している店舗が24時間営業なんてできないんでしょう。ということで当分安泰です。

生活必需品が売れている

IRを読むとドンキでは生活必需品の需要が特に高まっているということで、こちらを強化しているということです、大丈夫かアベノミクス。

消費環境の潮目が変わった昨秋以降、生活防衛や節約志向がますます強くなっていたことを背景に、食品や日用消耗品などの生活必需品を拡充して販売機会損失の抑制に努め、併せて徹底的な価格訴求により、商圏内のプライスリーダーとしてファミリー層を 中心に顧客支持を高める。

生活必需品とはドリンクとか缶詰であったり、シャンプーとか洗剤とかそういったものです。

要するに家計が心配なので、近くの商店で生活必需品を買わずに遠くのドンキまで行ってまとめ買いしているんでしょう。

ドンキは本当に安い?

でもドンキってそんな安いでしょうか?

確かにスーパーだと1本120円で売られているR-1が12本セットで1本98円で売られていたり、サバの缶詰が100円とかで売られていたりして安いものもあります。

でも物によっては大して安くありません、定価に近いです。シャンプーや洗剤などはマツキヨとかでセール品を買った方が安かったりします。

なのでドンキの作戦は安い商品で集客して「ドンキは安い」と思わせておいて、実は定価の商品をついで買いさせるというところが裏の戦略なのかなと思います。

さすがにIRではそこまで書いてありませんので定かではありません。

驚安ポップが激安

ドンキでは驚安(きょうやす)ポップという有名なポップがあって、このポップが出ている商品は本当に安いことが多いです。

アマゾンよりかなり安いこともあるので、転売をしている人のターゲットになっていたりします。そういう人たちが巡回しているので、運が良くないと本当に安い驚安ポップは一般の人はお目にかかれないかもしれません。

ドンキにとって転売erはついで買いしてくれない良いとこ取りの人たちで迷惑とは思いますが、それでも在庫処分と集客を兼ねている良い戦略なのかなと思います。

ではでは、じぇーむでした。

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