人生を楽しくするための5つの方法

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幕末の長州藩(今の山口県)の志士、高杉晋作をご存知でしょうか?

吉田松陰の松下村塾の門下生で伊藤博文も尊敬していた先輩であり、幕末期に活躍した奇才でしたが27才の若さで結核で亡くなりました。

この高杉晋作の辞世の句が「面白きこともなき世に面白く 住みなすものは心なりけり」というものだったのです。

この句の意味には諸説あるのですが「面白くない世の中を面白く生きるには心の持ち方が重要」というような意味と考えられています。

ということで、今日は人生が楽しくなる方法を紹介します。

今を生きる

これは私が大学生の時に観た映画のタイトルです。あらすじは次のようなものでした。

教師が今を生きることの重要さを生徒達に教えたが故に、その内の一人の生徒が親にやりたい事をやらせてもらえず自殺。教師はその責任を問われ学校を去る。しかし最後の授業で生徒達は勇気を振り絞りその教師の教えを実行する。

「今を生きる」という言葉は禅の教えでもあり人生で一番大事なことの1つです。なぜなら今は自分でコントロールが可能だからです。

殆どの人は、過去の失敗にくよくよしたり栄光にすがったりして生きています。将来を不安に思ったり、結果を心配しています。そのような妄想の中を生きていても何も解決しませんし、人生は楽しくなっていきません。

「やりたいことをやる」というシンプルな行き方が人生を楽しくします。人は失敗や失うことを恐れて「やりたいことをやらない」という選択をしがちです。

スポーツには「胸を借りる」という言葉があります。負けると分かっている上級者に挑むことで能力を高めることです。

人生も同様で、失敗したり失うことが分かっていても「今やりたいことをやる」ことで限界を突破することが出来、人生がとても楽しいものとなります。

勝手にゲーム化する

小学生のころに誰もがやる「影踏み」は、陰を踏まれたら負けというルールを誰かが勝手に作ってゲーム化したものです。

ここから分かることは、ルールを作ることで楽しみを生み出すことができるということです。

例えば「白い線の上だけしか歩いてはいけない」とか「ここからあそこに行くまで50回しか呼吸してはいけない」とか「100から7を引けなくなるまで引き続けるタイムを縮める」などルールを作れば何でもない時間でも楽しむことができます。

他にも、会社などで面白くない仕事があったとして「この仕事を2時間で完了させなければ私は命を失う」などと勝手にゲーム化するとかなりスリリングですし、「午前中、誰にも電話を取らせないことができたら会社帰りに一人飲みに行ける」などとゲーム化しても面白いかと思います。

他の人が作ったルールにも面白いものはあります。サッカーやテニスなどは「足だけを使ってボールをカゴに入れる」、「ワンバウンド以内に道具でボールを相手の陣地に打ち返す」といった非常にシンプルなルールです。

しかし本当に楽しいのは自分が楽しめるように自分のために作ったゲームなんです。

人をコントロールしようとしない

馬を水飲み場まで連れて行くことはできるが水を飲ますことはできない」という故事があります。人というものは、権力を持とうが、徳を積もうが、決して自分の思い通りにはできないものです。

何日までにやっておくようにとか、何時に集合とか、これを準備しておくようにとか、こういったことは二度としないようになどの約束の殆どは守られません。人に対する過度の期待はストレスとなり健康によくありません。

相手の為を思うが故に相手に「ああしろ、こうしろ」とコントロールしようとするのもよくありません。相手がストレスを抱くのであればそれはおせっかいというものです。

相手のためになると勝手に思い込んでいるだけであって、相手はそうは思っていないし望んでいない訳ですから感謝はされませんし嫌われるだけです。

基本的に人をコントロールしても人生が楽しくなったりはしません。

これは本人に自覚なく、コントロールすることが癖となっている人もいるので気をつけた方が良いと思います。

人が嫌がることをしない

人から一度やめてくれと言われたことは二度としないようにした方が良いです。些細なストレスでその時は耐えられたとしても積み重なると耐えられなくなるからです。

たとえ相手が冗談のように「やめてくれ」と言っていたとしても、二度としないように心がけるのが良いでしょう。

いじめやモラハラなど、最初は相手も喜んでいるようなケースもあるかも知れませんが「やめて」と言われた時点でやめなければ自殺や離婚などの原因にもなり得ます。「やめて」と言われたら止めるんです

親子や夫婦など親しい間柄であっても甘えず、相手が嫌がることに注意をはらうことで、お互いのストレスがなくなり非常に良好な関係を築く事ができます。

身近な人間との良好な関係は、幸福を感じるために一番重要であることは以前の記事で書いた通りです。

逃げる

逃げることは悪い事と思っている人もいるかと思いますが、嫌な環境、嫌なものからは素早く逃げるべきです。

環境というものは自分に合う環境と合わない環境があるもので、自分が環境に合わせて変化する必要はありません。さしずめ「郷に入っては郷に従え」ではなく「自分に合う郷を探して入れ」または「自分の郷を作れ」です。

例えば入社して半年で合わないことが分かり辞めたくなったということであれば、速やかに転職活動を始めるべきです。

自分は我慢強い(と思っている)人が多いのですが、我慢は健康に良くありません。逃げるが勝ちなのです。

逃げようとしている人に対して、「もう少し頑張ったらどうか?」とか「やりきったと言えるのか?」とか「あなたが変わらないとダメだ」などと言う人がいるかもしれませんが、ドラゴンクエストで強敵を前にしてそんなことをやっていたら全滅してしまいます。

徐々にいたぶられてやられてしまう前に逃げることをおすすめします。

ではでは、じぇーむでした。

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