ネットショップを開業するのにはそれなりのリスクがあります。なにも考えずにやっていると失敗することは間違いないでしょう。
以下にそれぞれのリスクを説明します。
大量の在庫を抱え資金が底をつく
ネットショップは最初は必ず失敗しますので、儲かると思っても大量には仕入れない方が良いと思います。
広告を打ったり外注をしない場合、ネットショップで商品が売れ始めるまでは1年から2年くらいみておいた方が良いと思います。
数年の生活費を確保しておく
その間はネットショップ経由の収入は殆ど期待できませんので、あらかじめその期間の生活費を確保しておいた方がよいと思います。
書道でもバレーボールでもプログラミングでもなんでもそうだと思いますが、経験者にはかないません。ですが2年、3年と毎日練習するとそれなりにまともになってきます。
ネットショップでも同じことですので、焦らず長期でのプランを立てて下さい。
仕入れの資金を確保しておく
ブログでもなんでもそうですがインターネットの検索経由で集客できるようになるには、大量の質の高いページが必要です。
実際には本当に質の高いページであれば1ページでも集客できると思いますが、狙って作れるものではありませんのである程度数を作っていく必要があるんです。
ページ数を増やすには、ネットショップでは商品数を増やす必要があります。そのためには商品を実際に仕入れる必要があります。
ドロップシッピング(販売してから購入)を行う方法もありますが、基本的には仕入れてもいないのに商品ページを作ることは難しいです。手元にないとレビューもできませんし。
つまりネットショップで200ページの質の高いページを作ろうと思ったら200種類の商品を仕入ないといけないということです。
これは商品の平均単価が1個1000円だとすると20万円になり、平均単価1万円だとすると200万円必要ということになりますので、資金に合わせて平均商品単価を選択する必要があります。
法を犯してしまう
例えば海外から商品を仕入れたりする場合に、輸入が禁じられているものを輸入してしまったりすることがあります。
そういったことを知らずに輸入した商品が人命を奪ってしまったりしたら大変なことになります。食品、食器、電化製品、ブランド商品、薬品、動植物などを輸入する際には特に注意した方がよいと思います。
国内で仕入れる場合には比較的守られていますが、特定商品取引法、古物営業法など守るべき法律があります。
小売を行うにあたり細かい法律をあまり良く知らない人も多いかと思いますが、知りませんでしたでは済まされませんので、自分が関連する法律には目を通しておいた方が良いと思います。
余分に税金を徴収される
例えネットショップが赤字であったとしても、売上があるのであれば仕入や経費を帳簿につけたりレシートや領収書を保管していなければ、税務署から税金を請求されても文句は言えません。
また青色申告であれば3年間の赤字分は繰り越せます。3年間で500万の赤字が発生し4年目に500万の利益が出た場合、4年目に払うこととなる90万程の税金を払う必要がなくなります。
ネットショップを開業したらすぐに青色申告の申請を行い、会計ソフトを入手するなどして帳簿をつけるのが良いと思います。
ではでは、じぇーむでした。