先日、私のヤフーショッピングのショップを見たとかで「Wowmaに出店しませんか?」とKDDIから営業の電話がありました。
Wowma(ワウマ)というのは昔のDeNAショッピングです。昨年(2016年)にKDDIがDeNAからネットショップ事業を買ったんです。
KDDIがwowmaを始めた訳
Wommaは今出店すると1年間は月会費が無料なのですが、1年後には毎月4800円が維持費としてかかるようです。
私は現状そこまで手が回らないのでお断りしました。複数の店舗を持つと商品登録や在庫管理が大変になっちゃうんですよ。どこかの店舗で売れたら他の店舗の在庫を手動で減らすんですよ。多店舗展開面倒です。
それはさておき、ここにきて何故KDDIがショッピングモールを始めたのかと思いIRを読んでみました。要は他社の通信業者との差別化のようです。格安SIMとの競争でやっぱ大変のようです。
決算短信にはこんなことが書かれていますね。
非通信領域においては、成長軸を確立するために、ライフデザイン企業への変革を目指しています。従来の通信サービスに加え、エネルギー・コマース・金融・決済・コンテンツ等を「ライフデザイン」として総合的に提供することで、auのお客さま基盤上に非通信領域での新たな経済圏であ る「au経済圏」を最大化していきます。
AUのユーザでいるといろいろと良いことがあるように思わせることで、ユーザの囲い込みをしたい、一言で言うとAU離れを防ぎたいということです。
単純に料金だけ比較したら格安SIMの方が安いですから。あわよくば通信に代わる柱ができたら良いなくらい考えてるかもしれません。難しいんですけどねw。
Wowmaの販売手数料
で、Wowmaに出店したとして商品が売れた時に支払う手数料は9%(コミコミプラン月商100万以下の場合)です。この手数料は月商が上がると引き下げられます。
この9%にクレジットカード決済の手数料なども含まれているのですが、あまりお得感は無いですね。アマゾンでは同様の手数料は10~15%と少し高いのですが、当たり前ですが集客力がハンパないです。
集客力が無くて良いのであれば、ヤフーショッピングなら手数料(クレジット決済含む)は、およそ7%~ですし維持費もかかりません。売れなければタダです。
ということでWowmaのメリットは、余程月商が大きな企業でない限り、AUユーザ(契約数約5000万)にアプローチできるというだけのような気がします。
ま、AUユーザだからといってWowmaで買い物をする人は少数派でしょうし、モール事業も後発でなかなか難しいような気もしますね。
ではでは、じぇーむでした。