先日は留守にしていたので、今日もショップサーブの担当の方から電話がありました。内容としては、何か困っていることはないか的な話でした、WEBは自分で作れるのか?とか。
あと今月中に申し込めば、来月の利用料はタダになるキャンペーン中ということです。これはWEBにも書いてありましたね。
EストアのIR情報を見てみた
ショップサーブはEストアという会社が運営しているのですが、ジャスダックに上場しています。そこで投資家向けの情報を見てみることにしました。
2013年がピークでそこからは毎年売り上げが下がり57億円。原因はレンタルサーバ事業の売り上げが激減しているのに加え、ショップサーブ(EC)のストックの部分の売り上げが減っているからです。
ショップサーブの売り上げには、ストック(月額課金による売り上げ)とフロウ(商品が売れる毎に発生する売り上げ手数料)の2つがあります。
ストックの売り上げが減っているということは、利用者が減っていることを物語っています。現在の顧客店舗数は12917店とのこと。このため戦略としては下記のようです。
- レンタルサーバは脱却(撤退)
- 売り上げの多い優良顧客の売り上げを伸ばすマーケティングに注力
上記の結果、マーケティング事業とショップサーブのフロウの売り上げは伸びています。
ショップサーブ上でネットショップを運営している大手企業と一緒になって、広告やリピーター戦略を練っているような感じなんだと想像します。
GMOのIR情報も見てみた
対してMakeShopを運営しているGMOインターネットは東証1部に上場しており、売り上げは1093億円。
Eストアとは規模が違います。GMOはEC以外にもGMOクリック証券でのFX事業とか他にもいろいろやっているので。
投資家向け情報を読んでみると、カラーミーショップとMakeShopの合算での店舗数は7万4000店。GMO全体の売り上げは上昇曲線を描いていて24%の増収で勢いが感じられます。
その勢いの差が出ているのかなんなのか2社のECにかけるスタイルは全く異なります。
EストアとGMOのEC事業へのスタンスの違い
GMOは「初心者は機能が限定されているカラーミーショップで試してみてね!既にめちゃくちゃ売っている実店舗はMakeShopで高い機能をバンバン買えば何でもできるよ!」的な感じと思います。
この追加機能に対する課金コストがハンパないので、初心者はMakeShopをなかなか使えないと思います。
それに対してショップサーブは、全てが基本料金に含まれています。一番安い4565円のライトプランと116000円のコーポレートプランに機能面の差がありません。サーバのストレージ容量と商品登録可能件数が違うだけです。
ショップサーブのスタンスは「初心者でも売れる機能を提供してあげるから頑張って成長して、出世払いでショップサーブ税(1売上34円)や運用やコンサルの費用を沢山納めてね」という感じ。
MakeShopに1売上ごとに発生する税(フロウ)は無いので、機能をバラで販売し利用した機能分の料金(ストック)をガッツリいただく的な感じです。料金は都度見積りの機能も存在します。
簡単に言うとMakeShopは機能をどんどんリリースして、その機能で課金して儲けるような感じかと。
そういう意味ではショップサーブの方が店舗が繁盛することによる利害関係が一致するので良いのかもしれません。
ではでは、じぇーむでした。