ネットショップで儲けるためには、需要と供給にアンバランスがあるものを取り扱わなくてはいけません。
需要が多いのに供給が少ない商品があれば、それを取り扱えば儲かるという非常に単純な仕組みです。
需要と供給は、先行参入者の努力により既にバランスされ、市場は飽和状態であることが普通です。飽和している市場で先行参入者と同じ商品を取り扱っても、価格競争が発生してしまい儲かりません。
「あんな店を私もやってみたい」と、既存店と同じ商品ラインナップで店を開くのは、地の利を生かせる実店舗ならアリですが、ネットショップではNGです。
このため儲けるには、必然的に以下のいずれかの商品を取り扱うことになります。
- 新製品
- 海外製品
- 流行商品
- 季節商品
- ニッチ商品
- 災害対策商品
- 政治的商品
- オリジナル商品
以下ではそれぞれの商品の具体例を説明させていただきます。
新製品
スマホ、3Dプリンタ、ドローン、ウェアラブルデバイス、自撮り棒など、今までの世の中になかった発明品はまだ行き渡っていないため需要があります。
単に既存製品の後継モデルなども買い替えの需要が発生します。
海外製品
海外で有名な良い商品であれば、日本でもほぼ先行者が取り扱っています。しかし雑貨やキャラクター、TVゲーム、本など、まだまだ海外でのみ売られているものも多いです。
日本の風土には合わないものもあるため、本格的に取り扱うにはテスト販売を行い需要を見る必要があります。
流行商品
たまごっち、ファービー、韓流、妖怪ウォッチなどが該当します。流行ですのでいずれは廃れる時が訪れますので引き際が肝心となります。
季節商品
正月やクリスマスといった行事に加え、キャンプやスノボ、花粉用マスクといった特定の季節のみ使用する商品です。
予想以上に暑かったり寒かったりといった変動要素が売れ行きに影響します。また一年に一度だけ市場規模が膨らみますのでそこでの勝負となります。
ニッチ商品
いわゆるマニア向けの商品で、専門知識が問われる割に市場規模が小さく、大手が参入し難い市場です。
大道芸のジャグリングやエキゾチックアニマル(ハリネズミ等)関連グッズなどが該当します。
災害対策商品
放射能を測定するためのガイガーカウンター、地震転倒防止用のつっかえ棒、マスクなどが該当します。
大災害、疫病、空気汚染などの深刻度合いにより需要が発生します。
政治的商品
国の政策によっても新たな需要が生まれます。
エコポイントが使用可能な液晶テレビや、補助金が得られる太陽光発電システム、クールビズ推進によるボタンダウンシャツといったものが該当します。
オリジナル商品
手作りの手芸品、オリジナルTシャツ、絵画などのアートが該当します。
例えばふなっしーのようにオリジナルキャラクターをブランディングできれば様々な関連商品を生み出すことができます。
まとめ
社会貢献という観点で考えてみると、既に参入者が溢れた市場で価格競争を挑むよりは、供給が少ない市場を開拓することに価値があります。
サラリーマンが脱サラやセミリタイアをしてネットショップを開業する場合、インテリア雑貨店や自分の趣味関連の店を夢見ることが多いかと思います。
しかしそれらは人気があるが故に供給過剰な市場であることも少なくありません。
先に説明したように需要と供給を考えた商品選定をしないと、軌道に乗るまで広告などにかなりの投資が必要となるケースもありますので注意が必要です。
ではでは