脱サラする際の企業型確定拠出年金から個人型への移管手続き

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先日説明した確定拠出年金(DC、日本版401k)ですが、実際にはサラリーマン向けの企業型と自営業者向けの個人型があります。

私は会社で企業型確定拠出年金に加入しておりましたので、これをどうにかしなくてはなりません。

なぜなら脱サラすると企業型の加入資格を失うからです。脱サラする場合の企業型確定拠出年金の扱いに関しては、一般的に3つのパターンがあります。

  • 個人型確定拠出年金へ移行する
  • 国民年金基金連合会に自動移管
  • 脱退して現金として受け取る

それぞれについて説明しますね。

個人型確定拠出年金への移管

自分で好きな証券会社に口座を作って個人型確定拠出年金へ移管することができます。

手続きに関しては、証券会社のサイトやコールセンターで個人型確定拠出年金への移管に関する資料請求ができます。届いた必要書類に記載し提出すれば移管が完了します。

企業型の場合には毎月の投資できる証券会社や投資額が会社側で決められてしまうのですが、個人型では自分の判断で好きな証券会社を選んで月々5000円から最大6万8000円まで投資することができます(投資せずに預けておくだけも可能)。

なおサラリーマンでも会社によっては企業型に上乗せする形で個人型に入ることができます。つまり企業型と個人型の両方に入れるということです。

これをマッチング拠出といいますが、こちらは月々5000円から最大2万3000円まで投資することができます。

国民年金基金連合会に自動移管

退職後6ヶ月以内に個人型への移管または一時金受け取りの手続きをしないと、自動的に現金化されて国民年金基金連合会預かりとなってしまいます。

将来このお金を受け取りたい場合には、個人型確定拠出年金へ移管の手続きを行う必要があります。

基本的に国民年金基金連合会に自動移管されて良いことは何もありません。手数料を取られる上に追加の投資もできないので、この選択肢は無いと思います。

脱退して現金として受け取る

これは全ての人ができる訳ではありません。むしろ通常は出来ないと考えた方が良いです。

出来る人は個人型の加入資格が無い人、投資総額が1万5000円以下の人など非常に限られています。この選択肢も無いです。やろうと思っても普通は資格がないので。

オススメはSBI証券

私は個人型に移行するのですが、楽天証券とマネックス証券に口座があるのでこの機会に新たにSBI証券に口座開いて、個人型への移行をしようとしています。

SBI証券はネット証券の中では一番メジャーなのですが、口座を持っていなかったんですよね、特に必要が無かったので。

SBI証券はなんで良いのかというと、確定拠出年金の資産が50万円以上であれば通常数千円かかる管理手数料がタダというところです。他に管理手数料がタダのところはスルガ銀行くらいしかありません。

投資商品は、信託報酬が0.2268%のDCニッセイ外国株式インデックスが良さそうです。

基本的に若い人はリスクが高い代わりに利回りが高い株式型で全世界に分散するタイプが良いと思っています。

まぁ掛け金や商品は年に一度変えられるので適当でも大丈夫です。ちなみにスルガ銀行で似たような商品ですと、インベスコMSCIコクサイ・インデックスというのがあります。

でもこちらは信託報酬が0.756%と高めです。

信託報酬とは投資した元本に対して毎年支払う手数料です。小さな率の違いでも元本が大きかったり、長期で運用する際には意外と大きいです。

という訳で、明日はいよいよ最終出社日です。会社の行き方はまだ覚えていそうです。

ではでは、じぇーむでした。

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