都立高校受験に必要な内申の仕組みがサラリーマンの評価みたい

toritsu

うちの子が中学生なのですが、中学を卒業したら就職するのかどうか聞いてみたところ、高校はもとより大学にも行きたいということでした。

なるほど。という訳で、最近、高校受験についていろいろ情報を集めています。

内申が重要

まず都内だと普通は都立高校が本命になってくると思います。

なんといっても授業料が安い(約12万円/年)です。東京都は、私立高校の無償化を検討してますがどうなんでしょうか。

で、都立高校は内申点というものが合否を決める上で異常なまでに重要らしいということが今更ながらに分かりました。

簡単に言うとテストで100点をとってもそれは70点にしかならず、残りの30点は内申点です。

で、頭の良い高校だと合格点が80点とかだったりするので、内申点が低いとテストで満点(つまり70点)をとっても受からないということも発生します。

都立受験の内申点とは

3年生の時の1学期と2学期の通知表の数字を足したものです。中学は9教科の5段階評価なので45点満点かというと、そうではありません。音、技家、美、保体の4教科に関しては2倍で計算されます。なので65点満点になります。

通知表がオール5だと内申点は65点で、それが入学試験の30点相当に換算されるんです。ちなみに都立高校の試験は5教科(国、数、理、社、英)で行われます。入試で取り扱わない4教科の比重は昔は1.2倍とか1.3倍でしたが最近2倍に昇格しました。

入る高校で大学(現役合格)が決まってくる

大学に行かない、又は浪人するということであれば、どんな高校でも良いと思います。しかし現役で大学に行きたいとなると、途端にハードルが上がります。

進学実績を見てみると、都立高校で偏差値が50に満たない高校だと現役で大学に行くのが大変そうです。偏差値が60以上くらいある高校だと、進学校みたいな感じで授業で受験対策をかなりやったりしてくれそうです。さらに偏差値が65に満たない高校だと国立や早慶に現役合格はかなり難しい状況のようです。

じゃあ、とりあえず偏差値60以上の高校に入りたいといっても結構大変です、内申点を取るのが。最低オール4はないとかなりのチャレンジになります。

子供も大変

それなら内申を取るにはどうしたら良いか調べてみたら、テストの成績が良いとか、忘れ物をしないとか、宿題や提出物の質とか、実技の出来とか、授業態度が良いとか、苦手教科の先生が担当する委員会や部活に入るとか、先生がギャグを言ったら笑ってあげるとか。マジですか?

これはまるでサラリーマンです。到底、子供にそんなことをしろとアドバイスする気にはなれません。ここから始まってたんですね。知りませんでした。

ちょっと教育熱心な家であれば「3年生のときの内申が都立高校入試に大事だから気を付けなさい」みたいなことを親から確実に言われているでしょう。

人が人をジャッジすべきでない

なんというか内申もそうですけど、評価とか面接とか選挙とか、人が人をジャッジしたり、品定めして得点をつける的なものは如何なものかと。する方もされる方も楽しくないんじゃ。

テレビタレントについてみんなであーだこうだ言っているのと殆ど同じです。キャラについて他人がノリでとやかく言っても実質的な意味は殆どありません。遊びなら良いんですが。

こういったあいまいなものは将来的にはなくなる方向だと思います。テニスでホークアイを使ったチャレンジシステムが導入されたみたいに。IN/OUTが明快になりましたよね。予選とかでは使えないので未だに審判と選手で揉めたりしてますが。

あと高校とか大学も中学みたいに学力はごちゃ混ぜが理想です。学ぶ場所は同じだけどカリキュラムや進捗が個々で違うみたいな。家の近くに高校の校舎があるのに遠くまで通学する意味が見当たりません。

既に在宅で授業を受けられるN高等学校とかもあるので、徐々にそっち方向にはなってくるでしょう。オンラインゲームで遠足とか部活とかも楽しそうです。でもリアルの遠足とか部活もやりたいですが。

ではでは、じぇーむでした。

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