インフレやデフレでは何をどのようにすれば良いか?

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インフレは物価が上がることで、デフレは物価が下がることですよね。

インフレとデフレどちらが良いかというと、実はどちらも一長一短です。自分だけのことしか考えないのであれば、どちらが良いということはありません。

インフレで得をする例

例えば、借金をしている人にとってはインフレの方が良いです。

5000万円の借金をして家を買った人にとって、150円のコーラが来年5000万円になるような物価上昇(インフレ)が発生したら、借金がなくなったのと同じことです。

5000万円でコーラを1本買うような世の中では、企業やお店の売上も増えるため当然賃金も値上がりしています。バイトも時給3億円とかになっている訳です。このため速攻で家の借金も返済できます。

デフレで得をする例

その逆で預金がある人にとってはデフレが良いです。預金というのは銀行にお金を貸している状態です。借金の反対の状況です。

例えば1億円の預金がある人にとって、今日150円のコーラが来年1円になるような物価下落(デフレ)が発生したら、生活費が減るので預金も殆ど減らなくなります。

預金の価値が高まった訳です。

インフレ、デフレまとめ

上記は分かりやすくするための極端な例で、実際にはそこまで急激な物価変動が起こることはまずあり得ません。

しかし各人の資産状況によってインフレとデフレのどちらが良いかが決まることが分かるかと思います。

つまり、インフレの時には借金してまでも物を買うのが得で、デフレの時には物を買わずに節約し預金するのが得だということです。

デフレから脱却したのか

では今はインフレなのかデフレなのかというと、総務省が毎月発表している消費者物価指数(CPI)をみれば分かります。

2016年の結果(前年同月比)を見てみると、1月-0.4%、2月+0.3%、3月-0.1%、4月-0.3%、5月-0.4%、6月-0.4%、7月-0.4%、8月-0.5%、9月-0.5%、10月(中間速報値)+0.1%となっています。

昨年に比べて物価が下がっている月が多いということで、全体的にはデフレ傾向であることがわかるかと思います。

今はまだ貯金をしておくのが無難ということにもなるかもしれません。

不動産や株はいつ買うのか

不動産や株(会社)は、物と同じ扱いで、その国がインフレのときに買うべきものとされています。

しかし、そろそろインフレが定着したなと気がついた時には皆が買いに走るため、底値では変えなかったりします。

またいくらインフレ状況下でも、物件や銘柄によっては個別に値下がりすることがあります。

リスク資産にはそういった難しさはありますね。

ではでは、じぇーむでした。

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