私が以前勤めていた会社では、転職する人は毎年数人はいたのですが、起業するなんて奇特な事例は殆ど聞いたことがありません。
ですので相談相手もおらず、実際にどんな手続きが必要かもわからなかったのですが、退職から2ヵ月経過し全ての手続きが終了した(と思いたい)のでまとめてみました。
ちなみに私は共稼ぎの子育て世帯です。
また、5月のゴールデンウィーク明けから有給休暇の消化期間に入り、6月30日のボーナス支給日に退社、7月に開業届を提出しています。
すぐに起業したことで失業期間は無いので失業保険は貰っていません。そこらへんを踏まえて読んでいただけますと幸いです。
有給消化期間中(5月1日~6月30日)
普通の転職と違うのは、健康保険の任意継続をするのかしないのかの選択だと思います。
殆どのケースでは任意継続した方がお得です。
会社の退職を決意し自営業を始める前に必ず通る9つのステップ(6月19日)
子供がいる家庭では、所得税の扶養控除や健康保険の扶養について考慮が必要になります。
共稼ぎ世帯で片親が脱サラした場合に子の扶養をどうするか?(6月26日)
会社で企業型確定拠出年金に加入していた人は、退職すると加入資格を失います。買っていた金融商品は売られてしまうので、売却後の資産をどうするのか選択する必要があります。
脱サラする際の企業型確定拠出年金から個人型への移管手続き(6月29日)
退職後1ヵ月目(7月1日~7月31日)
早速以下の手続きに役所や組合に行ったり来たり。全て期限があるので、会社を辞めたからといってのんびりしていられません。手続きに必要な情報や書類の入手に悪戦苦闘。
- 国民年金への種別変更
- 健康保険の任意継続
- 個人型確定拠出年金への移換
- 国民年金の付加年金手続き
脱サラして個人事業主になるために退職後に必要な手続き パート1(7月1日)
脱サラして個人事業主になるために退職後に必要な手続き パート2(7月6日)
脱サラして個人事業主になるために退職後に必要な手続き パート3(7月7日)
国民年金の種別変更(2号被保険者⇒1号被保険者)に行ってきた(7月12日)
国民年金の付加年金(付加保険料)の手続きをしてきました(7月13日)
任意継続は継続の意思を毎月の保険料の支払によって確認されます。相手のミスによって納付書が届かなかったとしても、支払わなければその時点で解約となり国民健康保険に切り替えなければなりません。
割引があるし、支払い忘れないためにも前納がオススメです。数十万は痛いですが。
任意継続した健康保険の保険料を前納しに銀行へ行ってきました!(7月11日)
ネットショップの仕入のために開業届の控えと納税証明書が必要だと分かり、急きょ税務署に行くことに。
開業届の提出と納税証明書の受取りに税務署に行ってきた(7月22日)
手続きがひと段落して通知書や払込用紙など頻繁に封筒が届く時期です。
脱サラして一カ月後、会社や役所からいろいろ届きました(7月28日)
子供が病気の時に診断や薬などの医療費が安くなる医療証。脱サラがこんなものにも影響してくるなんて盲点でした。
保険証の番号変更に伴う医療証の届け出に役所に行ってきた(7月30日)
WEBアカウントが来ても直ぐにスイッチング(運用指図)はできないんです。
SBI証券から個人型確定拠出年金のWEBアカウント情報が届いた(7月31日)
退職後2ヵ月目(8月1日~8月31日)
殆どの個人事業主は毎月16260円の年金を払うのが義務です。どうせ払うものなので割引の適応になるまとめ払いがお得です。
国民年金保険料および付加保険料の納付書が届きました(8月2日)
まだまだ封筒が届きます。
脱サラすると会社から手続き完了のお知らせが沢山届きます(8月6日)
あのナナコで住民税を払って楽天カードにポイントをつけて喜んでました。
税金や年金をクレジットカード(ナナコ)で払ってポイントを貯めよう(8月9日)
忘れたころに封筒が届くので、「なにかやっちまったか!?」とビクついておりました。
脱サラして一月半後、確定拠出年金関連の封筒が2つ届きました(8月15日)
退職後3ヵ月目(9月1日~)
開業届から2ヵ月以内であれば、開業年の青色申告が認められます。
「所得税の青色申告承認申請書」を提出しに税務署に行ってきた!(9月1日)
SBI証券のシステムにメールアドレスを登録するのを忘れてしまっていたために、運用指図するのが遅れてしまったかも。
SBI証券で個人型確定拠出年金の運用指図(スイッチング)をした(9月6日)
これ以降は恐らく定期的に国民年金や任意継続した健康保険の納付書が届いて、お金を払うだけのルーチンワークになると信じています。
ではでは、じぇーむでした。